About 槌本 裕二

えっとワークのシステムを作っています。

このエントリーは、カープとメガフォンと私 Advent Calendar 2015 の1日目 です。

かなり勇み足で作ってしまったので、初日からくじけそうですが、メガフォン関係無く、カープについて語り合いましょう。それぞれが自分のブログや facebook に書いて、(可能なら)次の人と前の人のエントリーにリンクを貼ってください。facebook の場合は、公開範囲を「公開」にしてください。

ではその1日目は、わたくし tsuchim が書きます。

さて、去年の今頃は近年稀に見る盛り上がりでしたね。普段野球自体に全く興味の無い母までが黒田の特集番組に見入っていました。アメリカの友人には「日本の金のある球団が2000万ドル積んでも、メジャーの2000万ドルプレーヤーは日本に行ったりしない。それが300万ドルで移籍とは、日本人は何を考えているんだ?」と言っていました。

そして今年、カープファンは知る事になります。黒田とマエケンが居ても、4位、と。
黒田ユニ買って応援してました。福井の超進化もありました。ですが、4位。甲子園の誤審はありましたが、4位。

なんでじゃーーーーーーーー!!!!!!!!

これって、ファンとしてどう評価すれば良いんですかね?? ほんと、こんなのってありなんですかね。昔みたいに野次れば良いのか、それでも「ワクワク」をありがとうと言うべきなのか。ほんと今でもこの感情をどうしたら良いのか分かりません。今年でさえ4位なら、本当に優勝は遠いなあ…。

去年も貧打でしたが、せめて去年ぐらい打ってたら優勝できていたんじゃないかとみんな思ってますよね。普通に勝てる試合に勝てなかった4位でした。応援しても応援しても勝てないカープ。それでも、なぜ我々はカープを応援するのか? カープファンであるという事は、それだけで修行僧なのかも知れません。

ところがどっこい、私達の戦いはこれからです。貧打は根本的には解消されず、マエケンは抜けます。黒田はまた投げてくれると信じていますが、4億ってのは特別料金ですよね?? 年俸はどうなるのか。

そんな来季に向けて、せっかくのリレーブログなので、一人ずつ期待の選手をあげていきましょう! 私が注目しているのは、野間です! 2年目のジンクスを躍進に変えて、貧打の中で打って走って欲しい! 野間野間イェイ( ・∀・)!!

では、次は soudai1025 さんの「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になるのは自分次第」です。

ちなみに「メガフォン」とは、そんな迷えるカープファンのカープファンによるカープファンのための応援アプリの開発を目指すプロジェクトです。一人よりみんなで応援した方が楽しいと思います。こちらもお楽しみに!!


ニュース(2015)

  •  3/27  2015年シーズンの計算を始めました。
  •  5/16 DeNA CS進出確実。残り44勝ぐらいで。
  •  6/23 ソフトバンク CS進出確実。残り76試合を33勝ぐらいで。
  •  7/12 日本ハム CS進出確実。残り64試合を25勝ぐらいで。
  •  7/31 ソフトバンク パリーグ優勝確実。残り54試合を25勝ぐらいで。
  •  8/  9 DeNA CS進出確実取消。春の快進撃はたまたまでした。
  •  8/19 日本ハム パリーグ2位が確実。
  •  8/23 阪神 CS進出確実。残り30試合を10勝ぐらいで。
  •  9/  6 ヤクルト CS進出確実。残り20試合を6勝ぐらいで。
  •  9/17 ソフトバンク パリーグ優勝決定。おめでとうございます!!
  •  9/22 巨人 CS進出確実。残り8試合を1勝ぐらいで。
  •  9/27 オリックス パリーグ5位が確実。
  •  9/27 楽天 パリーグ最下位が確実。
  •  9/28 ヤクルト セリーグ優勝確実。
  •  9/28 巨人 セリーグ2位が確実。
  • 10/ 2 ヤクルト セリーグ優勝決定。おめでとうございます!!
  • 10/ 3 中日 セリーグ5位が決定。
  • 10/ 3 DeNA セリーグ最下位が決定。
  • 10/ 4 ロッテ パリーグ3位 CS進出決定。
  • 10/ 4 西武 パリーグ4位決定。
  • 10/ 7 阪神、セリーグ3位 CS進出決定。
  • 10/ 7 広島、セリーグ4位決定。
  • 10/ 7 全チームの順位が確定し、全日程が終了しました。

去年のCSに向けてアルファテストが始まったMegaPhoneも、ちょうど1年となりました。

今年は、基本的な機能を実装しての実証実験(βテスト)が目的だったのですが、当初なかなか仕様が固まらず、特にどのようなインターフェイスが良いのか試行錯誤しているうちに時間ばかり経ってしまいました。秋にはUIも固まってきて、大規模なテストを行える準備ができたのですが、なかなか発信力が無く多くのユーザ様に知って頂くことができませんでした。
やはりコミュニケーションツールの一つなので、大勢に使って頂けなくては意味がありません。もう少しコアで能動的なファンに焦点を絞って、どのような機能が望まれているかを再調査するところから始めようと思います。

奇しくもシーズン終盤に中国新聞様に取り上げて頂けましたが、カープもCSを逃してしまい、今シーズンのサービスは事実上終了となりました。その際、せっかくサイトの紹介までして頂いたのに、

  • 「メガフォン」「MegaPhone」で検索しても容易に見つけられない。
  • URLに「-」が入っていてスマホでは入力が面倒。(「.」や「_」と間違えられたり。)
  • 紙面で、「-」の前で改行されてしまったので余計に混乱させた。

というもったいない状況でした。名称とSEOは最初から考えないといけません。医者の不養生でした…。

 

今年のコンセプトアプリテストを通して気付けたことは、

  • UIの実装など、行き詰まったときは外に出てヒアリングをしてみる。
  • いつメディアに取り上げて頂いても良いように、Webサイト・パンフレット・SEOはしっかりしておく。
  • 時間的期限を決めてリリースしていく(多くのOSSがそうやっている)
  • ブックマークは使って貰えないし、ずっとブラウザを開いていないので、タスク一覧に並んだり、プッシュ通知に対応しなければならない

それを踏まえると、今後の方向性として、

  • 色々なファンコミュニティと連携できる仕組みを、ファンコミュニティと連携して作っていく。
  • どんな形であれ、とりあえず、ネイティブアプリにする。
  • MegaPhoneで検索してもなかなか見付からないし、SEOで上位を取るのはどう考えても無理なので、良い名前を考える。

が必要かな、と思っています。

また、この冬はカープの試合もなので、一気に作り替えるチャンスではあるのですが、だんだん大がかりな再構築はコスト的にもしんどくなってきているので、どうしようかと思っています。ヒロハタは来年3月に終わりますが、その目的は「事業化」なので、それを踏まえると

  • 今の状態でできるマネタイズを模索して、1円でも売り上げる。というか、「事業」としての必須条件は、売上ではなく利益か?
  • twitter連携必須がハードルを挙げている面もあるが、画像投稿のできる簡易メッセンジャーを再発明するのも無駄なので、何か良い策がないかな。
    twitter で呟かないといけない → twitter にも再投稿/RTできる のほうが望ましいとは思うが…
  • 例えば radiko のクライアントを組み込めないのかな?
  • 開発に必要なコストやリソースが大きくなってきたので、支援して貰える仕組みを作る。

といったあたりを強化しなければならないかと思っています。

名前は変わってしまいますが、来期のメガフォンとカープにご期待下さい!
良い名前があればご提案お願いします!


2015年のカープ、無念の4位に終わりました。以下、1年分の愚痴です。

緒方監督は就任1年目で、慣れないこともあったでしょうが、こちらはファン歴30年です。ファンの目が肥えないとチームは強くならないという某バスケットチームオーナーの言葉を信じて、今日は野球素人の古参ファンとして言いたいことを少し。

まず、なんといっても、情報屋としては、データを軽んじた安易なスタメン起用が一番目立ちました。カープの野手は、左右両方の投手に対応できる練習をしてないのですか? もちろん、左右の違いは大きいでしょうが、選手のバッティングスタイルや、投手の球種にもよります。左に打ち込まれている左投げも居れば、めっぽう強い投手も居ます。そして、今やそれをデータ処理である程度はじき出せる時代です。何でもかんでも右なら左、左なら右って、何十年前の采配ですか? 100歩譲って、左右を重視するならするで良いです。それなら、最近の全打席・全投球の結果から、どの程度の統計的有意性を持ってそれを決めているのですか? 解説なんかでも「今シーズンの対戦成績は 8打数 4安打、.500 の相性の良さ」とか言いますけど、8-4 って、95%信頼区間での4安打の誤差は 1.3~6.7 ですよ。この打席で安打が出る確率は16%~84%の間ですと言っているようなものですよ(厳密には違いますけど)。ともかく、そんなデータでは何の意味も無い。

それこそ、データを重視するのであれば、私に任せてくれれば、過去3年間ぐらいの全データから、まず傾向の似た打者や投手を類似度を計算し、それらをウエイトにして足し合わせた対戦成績を算出し、今日は誰を列べるべきかばっちり計算しますよ。

でも、そのオーダーではダメなんです。にんげんだもの。3年間も同じ調子で打ったり投げたりはできません。今シーズンに急成長してくる選手も、怪我で離脱する選手も居ます。かといって、過去3日では情報量が少なすぎます。そもそも野球は運の要素が高いゲームで、あたりが良くても守備範囲ならアウトになるし、ボテボテでも抜ければヒットになるし、勝手に四死球を出してくれることもあります。ですから、本質的に、短い期間の数字では意味のある値が出ません。そこが統計処理の限界。だからこそ、ある程度長期的な(普遍的な)データを基本にしつつも、当日の調子を見極めたり、もっと言えば調子を作っていくのが監督やコーチの仕事なんですよ。良い流れに乗ってる選手、疲れが出ている選手、はたまた相手投手の状態、そういう精神的・肉体的状態を肌で感じて、より調子の良い選手でオーダーを組む、交代させる、それが首脳陣の仕事なんですよ。

何十年もカープを見てきた人なら、今年は何度も思ったはず。「え、今日この選手を使うの?」「まだ投手変えないの」 選手の調子が全然見えてない(追記:終盤明らかに調子を落としていた大瀬良も指を故障していた)。テレビ越しの我々よりも見えてないのではないかとさえ感じることが多々ありませんでしたか? 掴まりかけていている投手の無理な続投。リリーフ陣が苦しい事情も分かりますが、何をしても後手後手。こんなんだったら、まだ「選手の最近の調子」まで私が計算してオーダーを組んだほうがマシだったかも知れませんよ。守備固めしない終盤での逆転負けがいくつあったか。最後の試合までスタメンは病的とも言える左右重視で、最終戦は消化試合の下位球団相手に1安打に封じられて、挨拶も説明もない。

今年は異例ずくめのシーズンでした。FAで出て行くばかりのカープに、黒田と新井が復帰。マエケンも残留。去年の失速の原因ともなった貧打は、破格の補強があったものの根本的には解決してない中での優勝期待。こんなの、カープじゃなくてもあり得ないシーズンです。一方で、去年からの課題であった貧打は根本的には解決されておらず、エルドレッドも痛恨の離脱。誰が使える選手なのか例年にもまして判断しなければならない1年だったんです。監督1年目だから許されるという年ではなかったんです。最終戦でコメントできないぐらいなら、引き受けるべきじゃなかった。きちんと挨拶をして、選手の分の野次も浴びて、一晩明ければ、今シーズンの反省点を総括すべきでしょう。それとも、1シーズンなんの反省もなく借金生活をやってきたのですか?

挙げ句、内田二軍監督と新井打撃コーチを切ったとか? 本当に彼らが原因なの? 古参ファンは納得いってない人多いんじゃないですか?

 

そんな今シーズンでしたが、期待を持てる選手もいました。なんといっても福井の大活躍。復帰移籍が決まったとき「今更居場所はないよ」と思っていた新井さん、愚かな私を許して下さい。当たり前のように活躍する前田健と黒田。新星ジョンソンも大成功。野手の助っ人は大ハズレの中、波はあれどエルドレッド様々でした。その陰で活躍した松山はもっと使うべきだった。図らずもリードによる差が露呈してしまった會澤も、課題がはっきりした分来年の飛躍が期待できます。いつの間にか守備が別人のように安定した堂林、打撃の方も頑張れ! ルーキーの割には活躍したと野間。抜群の安定感の、菊池・田中・丸の守備(ちょっとエラーも多めの人も居るけど)。他にも鈴木誠也や、ベテランの梵、小窪、まだまだ活躍して欲しい選手がたくさんいます。新井の代走に赤松が出たときは、この二人が赤いユニフォームを着て並ぶことになるとは数奇な運命だと思いました。

来年は黒田も前田も居ないかもしれないなかで、どう戦っていくのか。まずは、データ担当・メンタル担当は専門のスタッフを配置し、コーチ陣も選手の調子を掴める布陣をしいほしいものです。

以上、古参ファンの戯言でした。

おまけ
審判も、球場のネットの有無ぐらい知っとけ。


小難しいことは置いておいて、まずはアプリを体験して頂くのが一番だと思いますので、8月7日金曜日 18:00~ 巨人戦での体験会を開催したいと思います。

★ 日時 : 8月7日(金) 18時~ 巨人戦
★ 場所 : ネット上 https://m-ph.org/
★ ネットの繋がる場所から、スマートフォンで上記URLにアクセス下さい! (それほど多くはありませんが、ネット通信が発生します。)
★ スマホを通してみんなでカープを応援する会です。
★ スタジアムからの写真投稿なども歓迎!

多くの方に参加頂くのは初めてですので、色々不手際もあるかと思いますが、そこも含めて、今後一緒に成長させて頂ければと思います。金曜日の18時から、twitter アカウントを用意して、https://m-ph.org/ に全員集合♬
ご近所お友達お誘い合わせの上、スマートフォンよりアクセスして下さい。

8月7日は、CS(日テレG+)でしかテレビ中継がないので、RCCラジオやradikoを聞きながら応援しましょう! 多くの方のご参加お待ちしています! (Radiko 広島県内の方広島県外の方 )

貸し切りイベントではありませんので、モニター希望者以外の方も一緒に応援しましょう!
※ 当日体験頂いた方の中から、希望される方のみ、グループDMにお誘いしたく思います。よろしくお願い致します。
※ モニター募集については、こちらをご覧下さい。


いつもメガフォンでカープを応援してくださり、ありがとうございます。
メガフォンでは、本サービス稼働に向けた機能強化のため、実際にメガフォンを使いながらご意見を頂ける方を募集致します。
より楽しいサービス実現のため、どうぞご協力をお願いします。

今回は、現状でとくに意見が不足している、次のような方にご協力をお願いしたいと思います。

★ 20代~30代ぐらい の 女性
★ 今シーズンいっぱい、目安として週に1回以上アプリを使って頂ける方(球場やテレビ・ラジオなどでカープを応援できる方)
★ twitterのグループDM(非公開)で、発言していただける方

◎ 必要なもの ◎
★ twitter アカウント(今から取得してもOK)
★ スマートフォン(Android, iPhone どちらでも)
★ カープ愛
★ 不具合に寛容な心

まずは、こちらのアプリをお試しください。
https://m-ph.org/

ご参加いただくにあたって、技術的な知識などは必要ありませんし、合わないと思ったらいつでも抜けることができます。
皆さんのカープ愛あふれる貴重なご意見こそが、カープを盛り上げるアプリの実現には不可欠です!

なお、ご参加下さった方には、本サービス開始時にささやかなお礼を差し上げます。
具体的な事が決まり次第、こちらやfacebookページで告知して参ります。是非「いいね」を押して最新情報をフォローして下さい。
お友達と一緒でも、お一人でも大歓迎です。そこはズムスタと同じ感覚でOK! 皆さんのご参加お待ちしています☆

※本件は、ひろしま発人材集積促進プロジェクト(Web分野)に参加し、広島を元気にするため、皆さんと共に考案してきた企画です。先日の中間審査で奨励賞を頂きましたが、もっとより多くの方に楽しんで頂けるアプリにするために、皆様のお力をお貸し下さい。


広島県地域政策局都市圏魅力づくり推進課が主導している、ひろしま発人材集積促進プログラム「ヒロハタ」の中間審査において、弊社が中心となって取り組んでいる「MegaPhone」が、奨励賞を受賞しました。IMG

審査項目の、新規性・独創性、市場性・成長性、実現性・収益性、熱意・表現力 の全ての項目に置いて一定以上の評価を頂きました。また、審査会は一般公開されたため、ここでの成果を評価して下さった方より、今後のビジネス展開についてのお話を幾つか頂きました。

正直言って、ビジネスとするにはまだまだ弱い部分が沢山ありますが、多くの助言を頂きながら、成長していければと思っています。

授賞式にて

ヒロハタカタリストの鷹野さん(写真左)、広島県担当の別役さん(写真右)と一緒に

 

この業界に転身して日の浅い私には、ヒロハタは得られるものの多い試みです。毎月の定例会にて、カタリストの鷹野さんをはじめ、広島のIT界を引っ張っておられる藤本さん、薬師神さん、火村さんほか、色々な立場の方が集まり、それぞれの専門的立場から様々な意見交換を行っています。

思えば、全くアイデアだけの段階で参加を決めてから1年、ヒロハタの皆さんのおかげで、プロトタイプが動くまでになりました。

今年のカープの試合も残り少なくなってきましたが、最初のコンセプトを少しでも形にできるよう、バージョンアップを続けていきますので、皆様のご利用お待ちしております。

Screenshot_2015-09-17-23-27-11


ニュース(2014)

  •  4/ 5 2014年シーズンの計算を始めました。
  •  4/27 広島がCS進出当確。
  •  4/30 オリックスがCS進出当確。
  •  5/13 ソフトバンクがCS進出当確。
  •  7/ 5 巨人がCS進出当確。
  •  8/ 9 阪神がCS進出当確。
  •  8/26 日本ハムがCS進出当確。
  •  8/28 日本ハムが3位に当確。
  •  9/15 ヤクルトが6位に当確。
  •  9/17 巨人がセリーグ優勝に当確。
  • 10/ 1 西部が6位に当確。
  • 10/ 3 オリックスが2位当確(確定)。
  • 10/ 3 ソフトバンクがパリーグ優勝当確(確定)。
  • 10/ 4 ロッテが4位に当確(確定)。
  • 10/ 6 阪神が2位に、広島が3位に、中日が4位に、横浜が5位に当確(確定)。
  • 10/ 7 西武が5位に、楽天が6位に当確(確定)。
  • 10/ 7 全日程終了。

プロ野球最終順位予想2014 を開始しました。

これまでの対戦成績を元に、残り試合をシミュレーションし、最終順位の確率を計算します。
「この調子でいけば」がこの調子でいってくれないのが、長いペナントレースですが、一勝一敗に一喜一憂するためのページです。
優勝やCS進出まで、平均的にあと何勝すれば良いかも計算されますので、「実効マジックナンバー」としてお使い下さい。

なお、広島東洋カープに関して特別な処理は行っておりません。各球団のファンの方が等しくお使い頂けます。


日本のプロ野球の各球団優勝確率、及びそれぞれの順位の確率を計算し、一喜一憂するページを作りました。

二項分布を基本として、引き分けも含む勝敗確率を、ベイズ統計の事後確率としてモデル化しました。最も単純なモデルよりも、実際の勝敗では大連勝や大連敗が多く起こっているため、モンテカルロ試行の段階で、連敗連勝が現実世界と同程度に怒りやすくしています。その結、二項分布よりロングテイルな振る舞いをします。それでも、このモデルはとてもシンプルな統計モデルに、現実をより反映させた試行計算です。

シーズン開始から今日までの対戦成績などの既知のパラメータを用い、真の勝率を仮定してブートストラップ法モンテカルロ試行を行います。様々な勝率を仮定して3億回ペナントレースを試行する事で、有効数字4桁の精度で各順位で終了する確率として、現在までの勝敗ペースを評価しています。

これだけの情報で、大学数学を勉強した人なら(ほぼ)同じ物が作れます。ただし、幾つかの経験則による補正項で、より現実の勝敗傾向を再現するように微調整しているので、全く同じ値が出ることはないと思います。


未来は確定的に決まっているものではなく、台風進路予想のように、ある程度確からしい中心と、その近辺を通過する確率しか予測できません。これまでの対戦成績から、最終順位の確率を計算していますが、これは未来予想ではなくこれまでの戦歴を数値化したものです。リーグ内の各チーム、及び交流戦の対戦成績を相性として、この調子でシーズン最後まで行った場合の残り試合の勝敗確率を予測し、最終順位ごとの確率を計算します。必要勝利数は、当然優勝(CS)争いの熾烈さによって随時上下します。ただし、引き分けは特別扱いしています。シーズン序盤にはあまり考慮しませんが、終盤になるに従って、12球団の平均的な引き分け率で引き分けるものとして計算に考慮します。

これは最終順位を予測するものではないのですが、せっかく確率を計算しているので、確率95%で「濃厚」(50%未満で取消)を出しています。95%ですから「濃厚」がでても5%程度は必ず覆ります。正しい確率とはそういうものです。(後述しているとおり、実際は5%よりやや多めに覆ります。) シーズンのどの時点でも、優勝確実な勢いがあれば、その時点の素直な値として優勝確実な確率が出てきます。数字は正直なので当然ですよね。


「優勝まであと17勝とあるが、クリンチナンバーではあと34勝らしい。どゆこと?」という質問がよくあります。クリンチナンバー(マジック)は、あと34勝すれば、他のどの球団が残り全勝してもひっくりかえせない、100%優勝決定です。当サイトの計算は、あと17勝して、他球団がこの調子なら95%優勝確実、という意味の違いです。もちろん「あと17勝できなければ優勝できない」という意味でもありません(もちろん勝利が少なくなれば優勝できる確率は下がります)

クリンチナンバーの方は、ゼロになれば確実に優勝が決まりますが、残り39試合を34勝(5敗)で行くわけはないし、他球団も残り全勝とかあり得ないので、もっと現実的な計算をしてみようというのが当サイトの趣旨です。他球団がこの調子なら17勝で概ね優勝確実です。他球団の勢いによっても増減します。(クリンチナンバーは、他球団の勝敗によって減り方が加減されます。)

前述したように引き分け率を下げているのは、「71勝30敗42分」でも貯金41で優勝できますが、42分といわれてもしっくりきません。この場合「83勝42敗」の方がすっきりするので、できるだけ引き分けないようにしています。シーズン終盤は引き分けも順位を左右するので、終盤ほど引き分けを重要視します。


四捨五入の結果、100%や0%になった場合、セルの色を2段階に分けています。薄い色は 0.5%未満だが僅かに可能性がある場合で、濃い色は約1億分の1(この計算の精度限界)以下の可能性しかない(完全にゼロを含む)場合です。
この計算で求まる確率は、今までの成績のみを反映したものであり、選挙速報のように結果を予測できません。(それには出口調査に相当する情報が必要です。)

しかし、結果が全ての勝負の世界ですので、ペナントレースが終盤にさしかかるとだんだん意味を持ってきます。逆を言えば、シーズン序盤の数字は、まだまだ大きく変動する余地があります。シーズン終盤は、1つの勝ちや負けで大きく数字が動きます。

モデル計算はモデル計算でしかない

最後に、そもそも人間の行動は二項分布(≒ポワソン分布)で近似するよりもロングテイルな確率分布をとります(レビー統計のような分布を示すはず)。ですから、この計算では、その効果を確率関数に補正項を加えることで再現しています。「偶然」とは、教科書で習うポワソン分布で予言されるよりもずっと高い頻度で起きるのです。

また、この計算には、当然、選手の疲れや調子、怪我などによる離脱、選手のモチベーションの急変など、不測の要素は入っていません。そもそも、前提である「このまま行けば」がこのまま行かないからおもしろいのであって、計算は計算、現実は現実です。毎日の結果に一喜一憂しながら、最後まで応援しましょう。

その他、質問などは @tsuchim までお寄せください。

情報を拡散される方へ

個人が、ここで扱っている確率や統計が分からないなら分からないでいいのですが、まとめサイトを含むメディアには、正確な情報を報道する責任があります。引用先でいい加減な意見を二次拡散される場合には、拡散者の責任で反論して下さい。最も簡単な方法は「詳しくは優勝確率のページへ」とリンクに丸投げする事です。くれぐれも、 公の場で私の名誉を毀損しないようお願いします。